「森のクリスマス」〜想う〜

「こんなにあたたかいツリーを見たことがない」そう感じた2017年の初参加。

地域のこどもたちが難病と向き合うこどもたちを思い描いてくれた絵からオーナメントを作り、あたたかなクリスマスツリーを「こどもホスピス」へプレゼントしようというこのプログラムで私たちは、こどもたちの絵をオーナメントにするところを担当させてもらい5年目。

当初は、ひとつのオーナメントが出来るまでに何度指を刺したでしょうか(笑)

それでも出来上がったオーナメントを見ると、自然と笑顔に。

幼稚園の先生が園児に絵を描いて欲しいとお話ししてくれて、私たちが大学生のボランティアのみなさんにこどもホスピスに入院しているこどもさんやご家族への想いを話し、みんなが作った一刺し一刺しが、後に誰かの笑顔の一助となっている事を心にとめおいてくれた学生さんが一生懸命カタチにしてくれたことを私たちは知っています。

コロナ禍で思うように人に会えないそんな昨今であっても想いは繋がり、たくさんの色で表現され、あたたかいものとなっていきました。

ホスピスでの飾り付けでは、こどもたちやご家族に会う事はできませんが、車いすに乗ったこどもたちの目線になるようにとブロックを組み立ててくれるジャングルジムの畑さん、バルーンアートのブルースカイAmi 中筋さんがこどもたちの為にと準備してくれる可愛いバルーンアートで私たちまで笑顔になります。

そしてもう一つの大事な主役のこどもたち。

森の広場に飾られている自分たちの描いた絵を見に来てくれます。

こどもたちが描いてくれる絵がないと、私たち大人がいくら集まってもここまであたたかいものが出来なかったと思います。

そんな園児画伯へ、私たち大人から世界でひとつだけのオーナメントをサプライズで作っています。将来、人を元気づけ勇気づけられるそんな人に成長して欲しいとの願いを込めて♡そしてホスピスに入院しているこどもたち・ご家族。医療関係者の皆様に心に残るクリスマスを過ごして欲しいと願っています。関わってくださったすべての皆さま本当にありがとうございました。

ハンドケアto heart 中尾

森のクリスマスとは

地域の子どもたちがホスピスで過ごすお友達を思い、絵を描き、たくさんの大人たちがその優しい思いを形にして届けるクリスマス企画。
関わる全ての人があたたかい思いになるプログラムです。