手作りの喜びを体験!// スウリル&レーヴ・ドゥ・ ヴィオレット

寒さもいよいよ厳しくなってきた12月15日、心が温かくなるような可愛らしい小物たちが6階街ステーションに並びました。行われたのは冬小物手作りワークショップ。かばんやブローチ、アクセサリー等の小物の制作・販売を行っているスウリルとレーヴ・ドゥ・ヴィオレット合同での開催です。

私がお伺いした時にお客さんが作っておられたのはこぎん刺しのミニフレーム。こぎん刺しとは、生地の目を数えながら刺していく、刺し子刺繍の一種です。青森県津軽地方で生み出されたもので、木綿の衣料が手に入らなかった時代、防寒のために麻布に木綿糸を使って、布の隙間を埋めるように刺されたものだそうです。

刺繍というと何だか難しそうなイメージがありますが、作りたい絵柄を図面におこし、図面にそって刺していくので作業自体はとても単純です。なみ縫いができる人なら誰でもできますよ、とのこと。ただし、生地の目を数えながら縫っていく必要があるので、とても集中力が要求される作業です。

20131215_S01

ワークショップの様子。図面を見ながら縫っていきます

20131215_S02

できあがりはこのようなミニフレームになります

集中して作業をしていると、「無」の時間を過ごすことができ、穏やかな気持ちになると、スウリルの松原さんは話してくださいました。こぎん刺しは日本の文化として海外でも高く評価されているようで、日本でも年輩の方でこぎん刺しをご存知の方からお褒めの言葉をいただくこともあるそうです。歴史のある文化を取り入れ、現代でも評価されているというのはとても素敵なことですね。

かばんやポーチなど色々なものを作って販売などを行っているスウリルですが、これからはワークショップにも力を入れていきたい、とのこと。今回の縁活では、これまでにイベントなどでご一緒したことのあったレーヴ・ドゥ・ヴィオレットの春岡さんと一緒にワークショップをやることになったそうです。

春岡さんはワークショップをやるのは初めてで、どんなものを作ってもらえばいいか、題材にとても悩んだそうです。もっと簡単に作れるものでもよかったのかな…と色々と感じるところもあったようですが、ブローチやアクセサリーを見て「可愛い!」と手に取るお客さんもいらっしゃったので、またぜひ街ステーションでワークショップなどを開催していただけたらな、と思いました。

20131215_S03スウリルの作品です。今人気の北欧のテイストにも少し似ていますね

20131215_S04 レーヴ・ドゥ・ヴィオレットの作品です。可愛しいアクセサリーがたくさん♪

手作りを体験するきっかけを提供し、作る喜びを感じてもらいたい、日々の生活に潤いをもたらすような何かを感じてもらいたい、という思いから、スウリルはまた来月以降も街ステーションでワークショップを開催する予定です。

この日もたまたま通りがかった方がブローチを買ってくださったり、スウリルやレーヴ・ドゥ・ヴィオレットをご存知でない方にも立ち寄っていただくことができました。こういう「縁」が生まれるのが、街ステーションの魅力、縁活の魅力だと改めて感じました。次回は来年2014年1月25日(土)にスウリルによるこぎん刺しのサシェ作りワークショップが行われます。手作りの喜びを体験したい方、ぜひ街ステーションにお越しください!(written by masue)

スウリル http://sou-rire.petit.cc/
次回開催予定
「日本伝統刺繍こぎん刺しのサシェ 手作りワークショップ」
日時:2014年1月25日(土) 10:00~17:00
場所:6階街ステーション