「里親(さとおや)」って、なんだろう?//里親いろいろ応援団

12月13日10:00~17:00、8階街ステーションで、
大阪市民ボランティア里親いろいろ応援団のみなさんによる
「里親(さとおや)ってなぁに?」というプログラムが開催されました。

毎年12月に3年連続の登場で、もう街ステーションの恒例行事になっています。

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さて、「里親」=「さとおや」というと、どういった制度か、ご存知でしょうか。

「里親制度」とは、お父さんやお母さんの病気や仕事、経済苦などの様々な理由により
家族と生活できない子どもたちを児童福祉法に基づいて家庭に迎え入れ、
あたたかい愛情のもとに養育する公的な制度です。

養子縁組を前提とした「養子里親」だけでなく、
「親族里親」「養育里親」「専門里親」「週末里親」など、いろいろな種類があり、
子どもたちとの関係や関わり方も様々です。

大阪市内には、こういった子どもたちが1,200名ほどいるそうです。

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当日は、クリスマス期間ということもあり、スタッフのみなさんはサンタ帽をかぶって、
子どもたちには風船のプレゼントがありました。
楽しいおはなし会やリコーダー演奏、ゴスペルのステージもあり、
子どもたちも大人もとても楽しんだようです。

午後の時間帯には、里親相談会も開催され、
「里親の制度ってどういうものなんですか?」「週末だけでも協力できるの?」等々、
相談が寄せられました。

相談担当の方は
「気軽に相談できるから、ハルカスで相談会をやるのって意味があると思うんです。
いきなり、児童相談所に訪ねていくって、やっぱりハードル高いですよね」
とのお声をいただきました。

人と人とをゆるやかにつないでいく「縁活」の趣旨とぴったりだと思いました。
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「日常の体験がとても大切なんです。
たとえば、『どうして、お風呂にふたがついてるの?』とか、
私たちにとってなんでもないことがすべて体験になっていく。
宅配便の人から荷物を受け取るとか、
そういった普通のことが子どもたちの自立の助けになるんです。」

当日、ボランティアとして参加されていた
公益社団法人家庭養護促進協会のワーカーさんからのお言葉です。

知らないから、ハードルが高いと思っているだけで、
実は「里親」って、そんなに特別なことじゃないと知ってくれる人が増えるといいなと思います。

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子どもたちの笑顔が広がっていくこと、
そして、来年も再来年も「縁活」でお会いできることを楽しみにしています。

メリークリスマス!!

(レポーター:松井)