映画で感じたことを語り合おう//関西フューチャーセンター×縁活事務局

あなたは映画は好きですか?
学校では感想文を書いたことがある人でも、
ふだんは映画の感想についてたくさんの人と共有する場はあまりないですよね。

シネマフューチャーセッションというのは、一緒に映画を見て、
お互いに感じたことを語り合うことを通じて、「つながり」を生むものです。

3月6日、8F街ステーションで東北物産展連動企画第二弾
シネマフューチャーセッション「ガレキとラジオ編」が行われました。

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この日は、神戸市長田区で開催されているLOVEフェス3.11内での
シネマフューチャーセッション会場とネットで中継を結び、同時進行でセッションを行うという試みでした。

 

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関西フューチャーセンターの竹本さんと木下さんから、説明されたルールは、
・対話を楽しむ
・話をよく聴く 聞く 効く
・“質問”してもっと聴く
・否定しないで、受け止める
・リラックスする
の5つ。

まず上映前には参加者がペアになり、名前と今の気持ちを話しました。
次に映画「ガレキとラジオ」を鑑賞します。

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~あらすじ~
東日本大震災から約2か月、60%以上の世帯が罹災し8,000名以上が避難生活を送ることになった
宮城県の海沿いにある南三陸町に、災害ラジオ局「FMみなさん」は生まれました。

体育館の隅でマイクに向かうのは、元・サラリーマンでリーダーの工藤さん、
元・ダンプ運転手でシングルファーザーの和泉さんをはじめ町内で暮らす男女9人。

ラジオ経験者はゼロ!
「FMみなさん」メンバーは、この町のために、もっともっと何か出来ないかと考えます。
被災地だからこそ、この町にはもっと笑顔が必要。
そしてその思いはある奇跡を生む。

~以上、映画「ガレキとラジオ」公式HPより~

 

上映が終わると1分間、今感じていることを自分で確かめます。
それを次の1分間で一言にまとめ、ふせんに記します。
そして、ペアになって自分が感じたこと、相手が感じたことについて語り合います。

私のペアでは、
・「ラジオ」というツールの強み
・人の「つながり」によって再構築される町の魅力
が、キーワードになりました。

参加者全員で感想をシェアしたところ、
感じ方がそれぞれ違っていて、「そんな見方もあるのか」と思いました。

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ここでまた1分間、今感じていることを自分で確かめます。
そしてまたふせんに記すのですが、おもしろいことに、ほかの人の見方を知ったからか、
最初にふせんに書いたこととは微妙に変わってきました。

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今度はもう1組のペアも加わり、4人でふせんに書いたことを語り合いました。

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次の全体のシェアでは、
・人の「つながり」を自分たちに置き換えて共感できた
・いつまでも「被災者」という目で見ないことも大事
・被災地の今の状況をもっと知りたい
という声が聞かれました。

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最後に、今回のまとめとしてもう一度、今感じていることを自分で確かめ、ふせんにまとめました。
1回目、2回目、最後とふせんの内容がとても変わったのがわかります。

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感想を話し合うことで、自分では感じることのなかった違う視点に気づくことができました。
また特に大事だと思ったのは、シネマフューチャーセッションのルールである「否定しないで、受け止める」こと。
これによって、どんな感じ方もいったん「なるほど」と聞くことができ、
そこから自分もその感じ方の立場になることができました。

映画の内容を2倍にも3倍にも味わえたようで、とても意義のある活動だなと感じました。

(レポーター:めいしゃん)