言葉の力、演ずる力、笑いの力。

表現の手段には絵や音楽など様々なものがありますが、私たちが最も日常的に用いるのは「言葉」だと思います。その言葉の力、言葉によって作られた物語を演ずる力、そして言葉を発することによって人を笑わせる力が詰まった時間でした。

6月22日(土)、あべのハルカス近鉄本店8階 街ステーションにて、音楽と舞台の会によるプログラム「言葉のチカラ、親子で楽しむ想像力」が開催されました。

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初めに、ジャンボ絵本の読み聞かせが行われました。大人が二人がかりで持ち、両手をいっぱいに伸ばしてページをめくるほどの大きな絵本に、子供たちも興味津々。1ページ1ページ丁寧に作られた絵本には、素敵な絵と文字がいっぱい。ひとつめのお話「だいふくもち」が終わるころには、子どもも大人もみんな絵本に釘付けです。

ふたつめのお話「やぎのしずかのたいへんないちにち」では、お話を聞くだけではなく、会場のみんなが言うセリフが用意されていました。読み聞かせの前に、みんなでセリフの練習です。

「いたいじゃないか!よくもひるねのじゃまをしたな!こうしてくれる!」

読み手の女性に続いて、チーム銀河鉄道のみなさん、会場のお客さんが一緒になってセリフを読み上げます。
最初は遠慮がちだった大人の方々も、少しずつ声を出してくださるようになり、舞台と客席の距離がより縮まったように感じられました。

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次は、チーム銀河鉄道のみなさんによる「レビュー銀河鉄道」の舞台です。これは、2012年3月に「箕面芸術祭」で初演され満員御礼となった舞台で、今年7月21日には宮沢賢治の故郷である岩手県花巻市で蘇ります。この日は、ダイジェスト版を披露して頂きました。ストーリーは一部省略されていますが、客席のすぐ目の前で繰り広げられる物語は、非常に迫力のあるものでした。宮沢賢治の世界観、「それでも、生きていく」というメッセージが、強く心に残りました。

チーム銀河鉄道のみなさんは現在、7月21日の花巻市での公演に向けて練習を重ねています。せっかく花巻市まで行くからにはいいものをお見せしたい、という思いで、それぞれ仕事の合間を縫って、練習の時間を作っておられるようです。街ステーションの舞台は、いつも演技をされている舞台とは動き回れるスペースに限りがあり、またダイジェスト版ということでストーリーが一部省略されていましたが、お客さんとの距離が近く、ライブのような感覚で演技をすることができたと楽しそうに感想を聞かせてくださいました。

この日の舞台を見ていて、チーム銀河鉄道の皆さんの花巻公演への思いの強さを感じ、また舞台をとても楽しんでおられる様子から、花巻市民のみなさんにも喜んで頂けるのではないかと思いました。

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さて、最後に見せて頂いたのは、アマチュア女性落語家のみなさんによる落語です。落語だけでなく、ラジオパーソナリティなど様々な分野で活躍中の6名の女性落語家の皆さんが落語を披露してくださいました。

高座と呼ばれる舞台の上で、言葉と表情と身振り手振りのみで物語を展開していく落語は、誰にでもすぐにできるものではない、日々の練習の賜物であると思います。そこで繰り広げられるお話は、誰でも経験したことのあるような身近なもので、それを面白おかしく表現する落語はとても魅力のあるものでした。落語をあまり聞く機会がない方にも楽しんで頂けたのではないかと思います。

言葉の力、演ずる力、笑いの力。
一日の中で様々な文化に触れることができ、充実した時間を過ごすことができました。子供からお年寄りまで様々な年代のお客さんが足を止め、絵本に、舞台に、落語に、目と耳を向けてくださいました。百貨店の新しい楽しみ方を発見された方もいらっしゃったのではないでしょうか。これからも縁活は、様々なプログラムを通してあべのハルカスを盛り上げていきますので、どうぞご期待ください!!

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