その写真の、思い出のストーリーを聞かせてください

むかし撮ったあの写真、ついこの間行った旅行先の写真など、思い出づくりにと撮影した写真が、現像したフィルムと一緒に、写真屋さんの袋の中に、束になって入ったままだったり、ディスクの中にデータで保存されたままだったりして埋もれてしまってはいないだろうか。

立派なアルバムや写真立てにいずれ飾るというのでもいいが、せっかくなら、思わずシャッター切った、あの時の楽しさや喜びを写真と一緒に詰め込んでつくるスクラップブッキングにしてみてはどうだろうか。きっと、いつでも見たくなる、見せたくなるアルバムになるはずである。

3/2(土)のワークショップでは、B4サイズの色画用紙1枚を、あなたが用意した5~6枚の思い出の写真を、レイアウトを考えながら貼り付け、カラフルな用紙を貼り合わせたりコメントを書き加えるなどして、デコレーションを施しアルバムにしていく。あなたひとりが作業をすすめるのではく、マンツーマンでサポートしてくれるスタッフさんも一緒だから「写真をどこに配置しようか」「どんな色のどんな飾りをあしらったらいい?」「どんな言葉を添えたらいいかなぁ」なんてお喋りしながら、誰でも楽しくアルバム作りができる。
とりわけスタッフさんは、その写真にまつわる話(=スト-リー)にも耳を傾けてくれるから、シャッターを切ったあの瞬間が鮮明になって、さらに楽しくアルバムづくりができるだろう。
最後にラミネート加工までしてくれるから、遠方に住むおじいちゃんやおばあちゃん、あるいはサークル仲間など、一緒に楽しい時を過ごした大切な人や仲間に、感謝の気持ちとしてプレゼントするのもいいだろう。

ハートフレンド

この「スクラップブッキング作り」のワークショップを企画・運営するのはNPO法人の「ハートフレンド」さんだ。約10年前、東住吉区桑津で「子どもたちが居心地よく、そして様々な経験ができるような場」、そんな子育て支援の場所がほしいと、15人のお母さんが仮設の消防署あとを拠点に活動を始めたのが、ハートフレンドさんの始まりだ。現在では、平野区・八尾市にもエリアを広げ、計5か所の拠点で活動されている。子どもたちへの支援・親への子育て支援がその中心だが、高齢者支援や世代間交流なども手がける実績あるNPO法人さんである。

「スクラップブッキング作り」は、ハートフレンドさんの人気のプログラムのうちの1つ。
赤ちゃんを抱えたお母さんたちが楽しめるプログラムとして取り入れられ、ハートフレンドのスタッフさん自身もその楽しさに魅せられ、回数を重ねてきた。デコレーションの用具も自分たちで集めたり作ったり、ノウハウも用具も豊富だ。

自分たちと地域を同じくする近鉄百貨店・阿倍野店の新たな試みである『縁活』を、盛り上げたいと、人気のプログラムでハートフレンドさんは参加されている。だから、ワークショップ参加に必要なものは、思い出の詰まった写真6枚程度と100円だけ。必要な用材も用具もハートフレンドさんが持ち寄ってくれる。そして今回の参加募集人数が、各回(全2回)5人と多くないのは、作っている時間を楽しんでもらうために、ハートフレンドのスタッフさんがマンツーマンで、あなたの写真にあるストーリーをじっくり聞くことが必要だと考えているからだ。「丁寧にやりたい」とお話しいただいたハートフレンドの代表の徳谷さんの言葉が印象的だった。

当日はこれまで「スクラップブッキング」に参加された方のアルバムが幾つか展示
される予定になっている。参加するには時間に余裕がない方、スクラップブッキングを実際見てみたい方など、2回目のワークショップ終了時間の14:30までの展示だが、是非、足を運んでみてほしい。

■開 催 日:2013年03月02日(AM・PM/各1回)
■時  間:①10:30-12:00/②13:00-14:30
■開催場所:近鉄百貨店阿倍野本店7階
■定  員:1回5名
■費  用:100円
■連 絡 先:info@heart-fd.jp

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