夏休みで多くの元気な子ども達が集まる、あべのハルカス近鉄本店のこもれび広場。
JAXAとのコラボレートイベントとして、飛び出すペーパークラフトづくりが行われました。
用意されたペーパークラフトは2種類。宇宙から地球の大地を見守る衛星「だいち2号」と、
宇宙から地球の水を観測する衛星「しずく」が捉えた画像をベースにした地球です。
ちなみに、子ども達に人気があったのはポーンと飛び出る地球がユーモラスな後者でした。
親子で参加して頂いたとある女の子は、手先がとても器用で10分足らずで完成させていました。(※通常30分を要します)
そんな女の子の夢は「JAXAに入って宇宙飛行士になりたい」と強く語ってくれました。
手先の器用さが求められる宇宙ステーションでの船外活動で活躍する日もそんなに遠くないのかもしれません。
なお、一緒に制作されていたお母様の方も、そんな器用な娘さんとの共同作業で早々に完成し、
「名前を入れて記念に残したい」と仰られていましたので、良い思い出になったのではないでしょうか。
その後、JAXA担当者の宮田さんによる「宇宙から見た地球」に関するミニ講演会が行われました。
宇宙に関するクイズや宇宙から見たオーロラの映像に、子ども達も興味津々で参加していました。
その中で、最も関心を持ってお話を聞いていた男の子に話を聞いてみると、
宇宙飛行士になることが夢の一つで、JAXA担当者の宮田さんのお仕事に興味津々でした。
「Q:宇宙飛行士は何を食べているの?」
→「A:肉じゃがや金平ごぼうがごちそう。今度、国際宇宙ステーションの船長を務める宇宙飛行士の若田さんは『サバの味噌煮で海外クルーの心を掴みたい』と語っていた」
「Q:JAXAで働いていると、日頃どんな感じなの?」
→「A:宇宙飛行士やNASAの人たちと交信するし、隣で元宇宙飛行士の人が普通に昼ごはん食べてたりするよ」
「Q:宇宙飛行士の一日って?」
→「A:意外とみんなと同じで、規則正しく朝起きて、お仕事して、夜もしっかり寝るよ」
などなど、中々聞くことが出来ないエピソードが聞けて、男の子の目も輝いていました。
数学が得意で宇宙でこれをやってみたいと考えているしっかりした男の子で、近い将来JAXAで働いている姿が目に浮かびました。
子ども達一人ひとりが数多くの夢を持つ中で、今日のイベントの参加により
宇宙に想いを馳せて将来の夢のきっかけを掴んでくれたことでしょう。