「かかとからきちんと靴を履いて、ちゃんとひもをしめると、『しめられ感』がきもちいいです。歩きやすくて、びっくりしました」とは、松原市から来られた女性の体験談。
足の裏って意識してますか? NPO法人シニアライフ応援協会の「足から元気に!足育のすすめ!」が街ステーションにやってきました。おなじみの人気講座、順番待ちが出るほどの盛況です。
歩くとき、楽しようと大きめの靴にひもは緩め。でも、足にはよくないんです。
「長く歩くときは、特に足先のほうからしっかりひもをしめます。フィット感がなくなって靴の中で足が『泳ぐ』と足のアーチがなくなってしまいます」と鈴木先生(理事長)はおっしゃいます。
「日本ではせいぜい明治維新以降、靴の歴史は百数十年しかない。靴の履き方や選び方が悪いと外反母趾や衝撃吸収が十分にできず、足本来の機能低下を引き起こし、膝や腰の不具合の原因にもなったりするんです」
…はい、靴をデザイン重視で選んでおりました。ちょっと、反省です。
まずは、立った状態で足圧を測定。
こんな感じで体重がのっかってるのですね。足の裏ってすごいです。でも、わざわざ測ってみないと、自分でもわからない。
そのあと、歩いて測定します。
測定終了後はきめ細かくその人にあったアドバイスを。
足指がきゅっきゅと動くかしら??現代の生活では、そんな動きの必要がなくなって、足の本来の機能が弱くなってしまってるんです。
「今できなくても大丈夫。ギャザリングといって、足指でタオルを引き寄せる動きをちょっとやってみるとか、それだけでずいぶん変わるんですよ」(写真は柔らかいボールをつまんでいます)と澤田先生(副理事長)がやさしく教えてくださいます。
澤田先生のファン、平野区の四美女の皆様も測定挑戦中。みんな真剣です。
お越しいただいた皆様にお話をお聞きすると、ほとんどの方が膝痛や腰痛に悩まれているとのことでした。つらいですよね、膝や腰。痛くなってしまうと、どんどん動かさなくなるのも悪循環。
骨も筋肉も、全身につながっています。どこかが痛くなる前から、足元の元気をちょっと気にしてみたいものですね。