次代に里山を伝える // 里山倶楽部

めっきり空は高く、秋晴れの日も多い10月。里山倶楽部さんのプログラムが7F街ステーションで行われました。

里山倶楽部さんのイベントでは、森でとれる素材を生かしたクラフトづくりや、グッズの販売が行われていました。クラフトづくりは、間伐材を使った輪ゴム鉄砲やハロウィンにあわせたリース作りなど、子供にも楽しめるイベントでした。

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カラフルな山の幸が街ステーションに並びます

レポーターの私も、輪ゴム鉄砲づくりを体験しながら、里山倶楽部さんに今回のイベントについていろいろと話を聞いてみました。今回のクラフトワークで使っているものは、みんな里山から来たもの。輪ゴム鉄砲に使う木も間伐材を使っているそうです。そこには、里山倶楽部さんの大切な思いがあります。

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もともと、「里山」という単語は、人間の影響を受けた生態系が存在する山のことを意味します。ただ、この里山は常に人の手入れをする必要があるそうです。特に、関西は温暖湿潤な気候であるため、手入れを頻繁に行わないと、あっという間にツルに覆われ、里山は消えてしまうのだとか。

だいたい、里山の木々が循環するサイクルは20年ほど。自分1人の力で里山を守ることは難しく、世代を超えて協力していく必要があります。里山倶楽部さんは、人が山に住まうことで出来上がる里山という環境を後世にも残していくことを考えています。里山を子供にも学んでほしいという思いで、今回のイベントも企画をされたそうです。

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イベントでは、親子連れの方々もいらっしゃいました。お子さんの誕生日プレゼントを探しに、ハルカスへいらっしゃったそうです。けれど、偶然に出会った里山倶楽部さんのイベントで、家に飾るリース作りを親子でされていました。親子で、里山の自然にいくばくか触れ、そこから里山に興味をもってもらうことができるイベントでした。