5月18日（日）あべのハルカス近鉄本店 タワー館７階街ステーションで、アマチュア女性落語会（通称：あまらく)さんによる「アマチュア女性落語会vol.5」が開催されました！！落語を演じることが何よりも大好きという５人の女性噺家さんによる公演です。

落語といえば寄席で開催されるイメージですが「なぜ、ハルカスで？」と疑問に思い、開演前にあまらくの久保さん、中川さんにお聞きしたところ「寄席と違い、百貨店はたくさんの人が行き交う場所なので、知人や落語に興味のある人達だけでなく通りすがりのいろんな人にも観てもらえるから。」との事。また、この場所での落語会を「通りすがりのお客さんにどれだけ振り向いてもらえるかの修行の場」とされている噺家さんもおられるそうです。

出囃子が聞こえ、噺が始まると、この落語会を目当てに来られた人だけでなく、買い物途中の通りがかりの人、上の階から覗かれている人等で大賑わいでした。

“ふと笑い声がこぼれている人”、“思わず「おもしろぃっ！」って呟いている人”、“笑顔で嬉しそうに聴かれている人”など皆さん楽しんでおられました。家族で買い物に来ていた男の子がおばあちゃんに「帰るよ〜」と呼ばれたのにも気がつかず噺に聴き入っていたのが印象的でした。

今回の落語会出演者 最年少の中学１年生「ふうふう亭たこやき」さん にお話を聞かせてもらいました。

Q：なぜ落語をやろうと思ったのですか？
A：幼稚園の時、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」を見ていて興味を持ちました。 おじいちゃんが子供向けの落語の本を買ってきてくれたので覚えてやってみたら皆が喜んでくれたので、それが嬉しくて噺をどんどん覚えるようになりました。地元の商店街のイベントに出たりしていたのですが、昨年の夏、子供落語の大会で優秀賞をとって本格的に始めました。

Q：練習はどれくらいするのですか？
A：毎日しています。噺をおふろの中とかで聞いて覚えます。

Q：これからどんな風になりたいですか？
A：男の人がするような噺を（女性の）私がしても違和感なく話せるようになりたいです。これからも楽しく続けていきたいです！！

落語会初体験の私、噺家さんの表情の豊かさに感心しながら取材の傍ら観覧させていただきました。噺は古典的なものだけでなく現代風のものや「近鉄」「ハルカス」「天王寺」等この場所ならではのキーワードを織り交ぜたものもあり親しみやすく楽しいひと時でした。

あまらくさんによる「落語会」、次回は７月20日（日）に開催予定です！（２か月に１回 奇数月の第三日曜日に開催予定）ぜひ、気軽に楽しめる“ハルカス落語会”に遊びに来てください♪（レポーター・ななえ）