ミライの百貨店をつくってみよう!あなたが行ってみたい百貨店はどんなところ?

『百貨店の思い出は?』と聞かれたら、あなたは何を思い出すでしょうか?親と行った屋上遊園地の思い出。デパ地下で買ってもらった大判焼きの思い出。子供の入学式の服を買いにいった思い出。お世話になった方へ贈り物をしたときの思い出。みんなそれぞれ自分だけの百貨店の思い出が色々あるのではないでしょうか。では一番最近の思い出は? もしかして、あんまり最近の思い出では無いのでは。関西フューチャーセンターネットワークの成松さんは「贈り物を送る際にどの百貨店の包み紙にしようかという程度でしか、百貨店を選ぶ理由や百貨店間の違いを感じられないようになっている。これからは物を買う場所から、経験を得る場所へ変わって行くのではないか。」と百貨店の印象を率直に語っていました。

3/3の近鉄百貨店9階 こもれびの広場にてワークショップスタート。今回のワークショップテーマは『ミライの百貨店』 これからの百貨店はどんな百貨店がいいか?を参加者の対話の中から創り出します。最初は25人だった参加者も始まるにつれて人数が増えていき、近鉄百貨店の方も飛び入りで参加。最終的には31人にまで増えていました。

ワークショップでは5グループに分かれて、それぞれにテーブルを囲んで対話を進めていきます。もちろん、同じテーブルの人は知らない人ばかり。まずは緊張をほぐすために、簡単な自己紹介を兼ねたアイスブレイクとして、百貨店の思い出を語り合います。子供の頃、エレベーターが待てなくて1階から9階まで階段を駆け上った思い出、毎日母親とホットケーキを食べに近鉄百貨店に通っていた思い出など、やはり皆さん子供の頃の思い出が多い印象でした。

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場の空気が和らいだところで、ミライの百貨店を考えるワークのスタートです。最初は参加者がそれぞれ、場所や時間を含めた自分の好きなモノやコトを付箋に書き出していき、グループ内で共有するゲームを始めます。発表者は自分の好きなモノやコトをグループの中で発表し、ほかのメンバは、なぜそれが好きなのか?どんなときに好きだと思うのか?など発表者が好きだと思う理由を掘り下げていきます。さらに、気になったキーワードなどはテーブルの上の模造紙に自由に書き付けていきます。みんな自由に語るため、海外に目を向けて「国際交流」の楽しさを語る方とは対照的に、「国内交流」を深めていきたいと語る方も。ほかにも「食べる」や「寝る」など単純な言葉を付箋に書きつつも、よく話を聞けばとてもこだわりをもってその言葉を選んでいることが分かり、会話が弾みます。

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こうやって対話の中から生まれてきたキーワードを使い、「こんな百貨店があったらいいな」というものを自由に考えていきました。こういうときは、『アイデアが現実的じゃない』や『それは法律で出来ない』などの批判は御法度。ほかの人が出したアイデアを受け止めて、さらにアイデアを膨らませていくことで、より面白いアイデアが生まれてきます。各グループがまとめたミライの百貨店を、閉店のタイムリミットまであと30分と迫ったところで急ぎ足で発表です。

『あそぼうけん百貨店』
このグループのミライの百貨店のコンセプトは『冒険』。 百貨店の各所売り場にアトラクションやイベント会場が設置されているアイデアです。例えば、来年の春にグランドオープンを予定しているハルカスの地上300メートル以上の屋上でビアガーデンをやっていたりキャンプをするアイデア。また、屋上から通天閣までロープウェイで繋ぐアイデアや、フロア全体が真っ暗で売り場などの場所がわからないフロア、つまみ食いし放題のフロアなど遊びながらお金を落としてもらう奇抜なアイデアが出ていました。

『10100』
この数字、「まんひゃく」と読むそうです。このグループが考えたミライの百貨店のコンセプトは『万引きし放題な百貨店』。略してまんひゃくだとか。万引きといっても、定額料金の先払いシステムで、店舗内の商品を取り放題という全フロアがアトラクションのような百貨店のアイデアです。各階には警備員がいて上の階に行くほど警備員のレベルが上がっていき、屋上にはラスボスが待ちうけているそうです。なんともゲーム感覚のビックリするアイデアでした。

『サードプレイスカフェ』
このグループのミライの百貨店のコンセプトは『村となる百貨店』。 自宅と職場以外の自分の大切な場所である『サードプレイス』を百貨店が提供し、多様な人が集まり・繋がることで1つの村のように百貨店がなるというアイデアです。具体的なアイデアでは、自然を大切にして屋上ではビーチや庭園、緑溢れるキッズルームを設置。地下では屋上からの雨水を利用して野菜を栽培するアイデアが出ていました。他にも、おひとり様でも気軽に来れるようにオープンカフェを入り口に据えて、ダンスフロアも作るなどバブル世代にも訴えかけるアイデアが出ていました。

『交流してもしなくても百貨店』
このグループのミライの百貨店のコンセプトは『静と動』。ひとりで静かに落ち着いて過ごしたい、みんなでワイワイと過ごしたい、どちらの希望もかなえる百貨店と言うアイデアです。お客さん専属のコンシェルジュが、その人の気分に合わせてお店の案内をしてくれます。1人で静かに過ごしたい人には夕陽を眺める絶景スポットの案内、みんなでワイワイと盛り上がりたい人には知らない人も混ざってのバーベキューを案内するなどのアイデアが出ていました。

『老若男女の本能を解き放て!』
このグループのミライの百貨店のコンセプトは『欲望は何でも叶える百貨店』。とにかく色んなモノがごちゃまぜになっている百貨店です。具体的に出ていたアイデアは、水族館の設置やこどもが売り物を好き放題にぐっちゃぐちゃにして遊べるスペースの設置。娘と妻のお買物につきあって疲れたお父さんがお昼寝できる喫茶店や消費期限ギリギリの全品タダにしている売り場、地下にはアダルトな売り場と、色々なモノが入り乱れる百貨店のアイデアでした。

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全グループの発表が終わり、成松さんが締めの挨拶をされた後でも、会場では参加者同士の名刺交換やfacebookの友達申請が行われていました。たまたま出会った人同士が、1つのテーマを話し合い、新しいミライへのアイデアを出す。そのアイデア自体も斬新でとても価値のあるものです。しかし、いままで他人同士だった参加者同士がつながることで、縁活とは全く別のミライを創る活動が生まれてきそうな予感がしました。今回のワークショップは人の縁を作り、ミライを創る人たちの背中を押す活動でもあったのだと感じました。

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